技術情報

ラベル外観検査について

1.ラベル外観検査とは

高速で生産されるボトル等に貼られたラベルの有無、異種ラベル、位置ずれ(上下・斜め貼り)・めくれ・破れ・汚れ・逆さ貼り・2枚貼り・裁断ずれなどについて良否判定をするインライン検査です。

2.検査方法

ラベルが貼られたボトル側面から4台のカラーカメラを用いて同時に撮影し、取得された4枚の画像を「立体展開検査方式(特許取得技術)」を用いて一つの画像に結合。あらかじめ登録してある見本の展開画像とマッチングを行うことにより見本との相違点を欠陥として検出します。

① 4台のカラーカメラで撮影

② 立体展開検査方式で形状による遠近歪み等を補正

③ 4枚の平面画像を1つの画像に結合

④ 見本画像と比較し正否判定

3.立体展開検査方式とは

検査対象物の各部分とカメラとの距離の相違に基づく遠近歪み等を、検査対象物の外面形状に基づき精密に補正し、複数の画像を結合して1枚の平面画像に展開し検査する方式です。
これにより精度の高い外観検査が可能になりました。

遠近歪補正 + 位置ズレに対する歪補正

「立体展開検査方式」 全周を1枚の平面画像に展開検査

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